コラム
COLUMN
2026.01.09 コラム 看護師コラム
飲水量を増やすには?
こんにちは。動物看護師の片山です。
あけましておめでとうございます。
皆さん年末年始はどのように過ごしましたか?
私は初めておせちを作りました。作るのにすごく時間がかかって大変だったのですが、母と協力して何とか上手にできました!!
たくさんの人に褒めてもらえたのでまた来年も頑張って作ろうと思います🤗
さて、2026年最初のコラムのテーマは ”わんちゃん・ねこちゃんの飲水量を増やす工夫” です🐶🐱💧
『もっとたくさん水を飲んでほしいのに飲んでくれない…』、
『飲水量を増やしてくださいと言われたがどうやって増やすのか分からない…』とお困りの飼い主さんが多いと思います😫
言葉が通じないわんちゃん・ねこちゃんにたくさん水を飲んでもらうのは難しいですよね😓
今回のコラムではそんな皆さんのお悩みを解決していきます🕵
初めに、皆さんはわんちゃん・ねこちゃんが1日にどれくらいの水分を必要とするかご存じですか?
正解は体重1kgあたり約50mlです。(ex:体重5kgの犬猫→1日約250ml)
飲水量を増やすためにはまず、今飲んでいる量がどれくらいかを把握しましょう!
必要な水分量を摂取できていない場合は、足りない分の水分を摂取してもらう必要があります。なかなか自発的に飲んでくれない場合は、今から紹介する4つの方法をぜひ試してみてください!
1.お皿の種類、水の温度を変えてみる
好きなお皿の種類はその子によって大きく変わります。ガラス、ステンレス、プラスチックなどいろんな材質のお皿を試してみてください😊
また、お皿に溜まっている水よりも流れている水の方が好きなわんちゃん・ねこちゃんもいます。ペット用の自動給水機もいくつか種類があるのでぜひ試してみてください!
水の温度にも気を使ってあげましょう💧人と同じように冷たい水が好きなこもいれば温かい水が好きなこもいます。季節によって水の温度を変えてみるのもいいかもしれませんね👍
2. 水飲み場を増やす
犬と猫ではそれぞれ必要な水飲み場の数が違います。
犬は頭数と同じ数の水飲み場で大丈夫ですが、猫の場合は頭数+1か所で水飲み場を準備してあげるのが基本です。
お水をしっかり飲めている場合は上記の数の水飲み場で問題ありませんが、飲水量が少ない場合はさらに水飲み場の数を増やす必要があります!
お家に複数の部屋がある場合、1部屋に1つ水飲み場があるのが理想的です。

難しい場合は、よく出入りする部屋や廊下などの通り道においてあげましょう。常に水飲み場が視界に入る環境にすることで、水を飲む回数が増えることがあります。
3. 水に味をつける
常に新鮮な水を準備しておくことも大切ですが、水に少し味を付けてあげることで飲水量が増える場合もあります。
いつもあげているドライフードを数粒お水に入れてあげると、ふやけたドライフードから味が出て水もほんのりおいしいフードの味になります🍴チュールを少し混ぜてみるのもいいですね。少量でも十分おいしいチュールの味がすると思います😋
しかし、油分の多いものや塩分の濃いもので味付けするのはお腹を壊す原因になることがあるので注意が必要です⚠
4.水分量の多いフードに変更する
ドライフードを食べている場合はドライフードをお水でふやかしたり、ウエットフードに変更することで水分量を増やすことができます。
ドライフードの水分量は約10%なのに対して、ウエットフードは約75%です。
ドライフードに比べて、ウエットフードやふやかしたフードの方がおいしく食べてくれるこが多いのでとてもオススメの方法です✨
また、当院では猫専用の経口補水液“ハイドラケア”という商品もあります😸
水分摂取量が気になる猫ちゃん向けの商品で、おいしい味もついているので好んで飲んでくれることが多いです。

試してみたい方や、気になる方はぜひスタッフにお声がけください♪
4つの方法を紹介しましたがお家のわんちゃん、ねこちゃんに合った方法は見つかりましたか?
犬猫もヒトと同じように暑い夏に比べて冬の方が水分の摂取量は下がります。冬でもしっかり必要な水分量を摂取できるように、手軽に始められるものからぜひ試してみて下さい!
また、お水をたくさん飲むことで予防できる病気もあります。
1つ目に泌尿器系の病気です🚽
泌尿器系の病気は犬よりも猫の方が発症しやすいです。オス猫の尿道閉塞は命に係わる疾患の1つなので日頃からたくさん水を飲んで予防していくことが大切です💡
2つ目に歯周病です🦷
水と歯周病は関係ないようにみえますが、飲水量が減ることでお口の中の細菌が増えやすくなる傾向があります🦷
こまめに水を飲んでお口の中が乾燥しないようにすることで、細菌の繁殖を抑えることができます。
お水をたくさん飲んでくれることは良いことですが、飲みすぎは病気のサインかもしれません⚠
糖尿病や腎臓病になると多飲多尿といった症状が出てきます。
最近お水を飲む量が異常に増えたなと感じる方は早めの受診をオススメします🏥
わんちゃん、ねこちゃんが健康に過ごしていくうえで水分は欠かせないものです!
飲水量を把握することで病気の予防や早期発見にもつながるので、ぜひ1度飲水量を確認してみてください😊

