コラム
COLUMN
2022.11.21 看護師コラム
お薬の飲ませ方
こんにちは☺細井です。
ペット達の体調が悪くて動物病院に来て診察をした後はお薬が出ますね。お薬を飲ませるのに何の問題も無く飲んでくれる子は少なく、ほとんどの子は嫌がってしまって飼い主さんも一苦労だと思います。
そんな飼い主さんの負担を少しでも減らすことが出来るようにいくつかお薬の飲ませ方を書いていくのでご自分のペットたちに合ったやり方で試してみて下さいね!
1 フードに混ぜる
一番簡単で一番負担の少ない方法です🎵
お薬だけあげても食べてくれない子はまずフードに混ぜてあげてみましょう!
この時、全体に混ぜないで一口分くらいの少量に混ぜてあげて下さい。
食べたことを確認して残りをあげます。
お皿からではなく、飼い主さんの手からあげた方が食べることもあります。
2 投薬補助トリーツを使う
フードに混ぜるのが難しい時におやつ感覚で楽しく投薬出来ます!
はじめて使う時はお薬を入れずに食べるかどうかそのまま試してみて下さい。
3 直接お口の中に入れる
上記2つでも飲ませる事が難しい場合は直接お口に入れる方法になります。
お薬の形状によって飲ませ方が異なります。
<錠剤・カプセル>
- 顎を上向きにします
- 口をあけて喉の奥へ入れます
- 飲み込んだことを確認するまで上向きのままにしておきます。飲み込んでなさそうなら口を閉じたまま鼻にフッと息を吹きかけるか喉をさするのも効果的です。
※錠剤やカプセルは喉や食道にくっついてしまうことがあるので投薬後はお水を飲ませて下さい。
<粉薬・シロップ>
フードに混ぜても食べない場合、シリンジを使っての投薬が効果的です!
- 粉薬は少量の水で溶きシリンジで全量吸います。シロップは指示量を吸います。
- やや上向きに顔を持ち、犬歯の後ろからシリンジを差し込んで投与します。
- シリンジに薬が残っていないか確認します。残っていたら再度少量の水を吸って投与して下さい。
ペットが動いてしまうときは大きなタオルで顔だけ出してそっと包み込み後ろからあげるとじっとしていてくれます。動きを制限してしまうため多少ストレスがかかります。嫌な思い出をあまり残さないようにできるだけ短時間で済ませましょう。
上手にお薬を飲むことができたら、たくさん褒めてあげてくださいね♪
1頭1頭症状に合ったお薬をお出ししています。
きちんと飲めていないと治療の妨げになったり、治りも遅くなってしまいます。
どうしても飲ませる事が難しい、やり方が分からない場合は病院でお見せすることも出来ますのでお気軽におっしゃって下さい。