コラム
COLUMN
2020.07.06 最新医療機器
レーザー治療症例(腫瘍以外)
様々な疾患でレーザー治療が活躍
当院では半導体レーザーを用いて、椎間板ヘルニアや緑内障、歯周病など様々な疾患に対する治療を行っております。
椎間板ヘルニア
椎間板ヘルニアの治療では疼痛をコントロールすることが何よりも大切です。半導体レーザーの光は組織の内部深くまで透過していくため、高いセラピー効果(疼痛緩和、神経活性化、消炎効果など)が得られます。
また、今までは外科手術を行うほど進行した椎間板ヘルニアであっても、レーザー治療を含めた内科管理により良好にコントロールすることが可能になる場合があります。
緑内障
緑内障の症例において、緩和治療として半導体レーザーを用いた毛様体光凝固術を行うことが可能です。この毛様体光凝固術は房水を産生する毛様体をレーザーで破壊することで、眼圧を下げる方法です。
眼球摘出や強膜内シリコンインプラント挿入術に比べて、簡単で侵襲性が低く、手術時間も短いことが特徴です。
歯周病予防、口内炎治療
半導体レーザーは歯周ポケット内の殺菌作用とともに、歯肉を引き締める効果があります。当院では、歯周病がひどいが抜歯をしない場合に、歯石取り(スケーリング)と同時にレーザー照射を実施しています。照射後は歯周ポケットも少なくなり、さらなる歯周病の悪化を遅らせることができます。
また、口内炎の疼痛が原因で食欲不振がみられる症例に対して無麻酔でレーザー照射を行うことで疼痛緩和治療を行うことが出来ます。