コラム
COLUMN
2020.10.01 看護師コラム
【動物看護師執筆】はじめてペットをおうちに迎えた方へ
初めておうちにペットを迎えると、かわいいペットとの暮らしにワクワクすると共に、
これから何をどうすればいいのだろうと不安な気持ちもあるかもしれません。
特に動物病院に初めて来られる方は、動物病院ってどんなところ?
どのようなタイミングで行けばいいの?みんなどれくらいの頻度でいくのだろう?など
疑問がたくさんあると思います。
そんな不安や疑問を少しでも解決できたらと思い、今回のコラムをまとめてみました。
動物病院ってどんなところ?
名前の通り、動物に対して診療を行う場所です。
当院の診療対象動物は主に犬・猫、そしてうさぎ、ハムスター、フェレットです。
(その他の動物についてはお電話でお問い合わせください。)
ペットの調子が悪いとき…例えば、下痢をした、吐いた、いつもより元気がない、食欲が無い、怪我をした、皮膚が痒そう…など様々な症状に対して必要な検査を行い、適切な治療を飼い主様と相談の上行うところです。
また、避妊手術・去勢手術・スケーリング(歯石除去)などの手術も行います。
特にわんちゃん、ねこちゃんでは感染症などの予防も大切です。
(混合ワクチン接種や狂犬病予防接種(犬)、フィラリアの予防、ノミ・マダニの予防など。)
必要な予防についてはペットショップなどで動物を購入するときにお話しがあるかと思いますが、沢山あって分からなくなってしまった・・・ということも少なくありません。
予防については子犬、子猫の時期からしっかりとしておくことが大切なので、
分からないことがあればお気軽にご来院・お問い合わせくださいね。
子犬・子猫さんをおうちに迎えたばかりのときは環境の変化などから下痢や嘔吐などをすることがとても多いですが、成体であれば問題ないようなことでも未熟な子たちでは脱水や低血糖を起こしてしまうこともありますので、あまり様子をみずにご来院くださいね。
☆下痢をした、いつもと便が違う・・・と思ったとき
当日の便を持参していただくとスムーズに検査を行うことができます。
便を直接ビニール袋等に入れて持参してください。
ティッシュ等に包んでしまうと、水分が吸い込まれてしまうので便の性状が分からなくなってしまいます。
動物病院に連れていくときの注意点
・リードでつなぐか、ケージに入れてご来院ください。
万が一の脱走や、他の動物との接触などを避けるためです。
・臆病な猫ちゃんは、できるだけ洗濯ネットに入れたうえで、ケージに入れてご来院ください。
猫ちゃんが安心し、診察もスムーズに行うことができます。
どのようなタイミングで行けばいい?
ペットショップやブリーダーから購入した子犬・子猫であれば、混合ワクチンの接種時期が指示されているかと思います。
1回目の混合ワクチンはペットショップやブリーダーの所で接種済の場合が多いので、最初の接種日より1ヶ月空けてから2回目の接種をする、と覚えておいてください。
ワクチン接種後、まれに調子を崩すことがあります。そのためおうちに迎えたばかりの頃は避けていただき、体調の良い日の午前中にご来院いただくことをおすすめしております。
※混合ワクチン・狂犬病予防接種の同時接種は体調を崩す可能性があるので行っておりません。
通常、子犬・子猫から飼育している場合ですと、動物病院に来るのはこのようなタイミングになるかと思います。
例:
犬:混合ワクチン1回目 2ヶ月齢
混合ワクチン2回目 3ヶ月齢
混合ワクチン3回目 4ヶ月齢
狂犬病ワクチン 5ヶ月齢
避妊・去勢手術 6ヶ月齢
猫:混合ワクチン1回目 2ヶ月齢
混合ワクチン2回目 3ヶ月齢
避妊・去勢手術 6ヶ月齢
初めての動物病院は飼い主さまもペットも緊張されるかと思います。
「こんなことがあったけど、病院に連れて行った方がいいのかな・・・?」というときは、お気軽にお電話でお問い合わせください。
これからの楽しいペットライフをサポートさせていただきますので、
分からないこと・不安なことがあれば何でも、お気軽にご相談くださいね。
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