外来案内
OUTPATIENT
01腫瘍
福井市・坂井市エリア唯一の獣医がん学会腫瘍科認定医(2022年5月現在)として、当院では腫瘍科に特に力を入れています。がん摘出手術や抗がん剤治療はもちろん、分子標的薬治療、免疫療法、レーザー治療など高度ながん治療や緩和治療に積極的に取り組んでいます。
「がん」で苦しむ動物と、そのご家族の皆様に寄り添った診察を心がけており、少しでも多くの命を救う手助けができたらと日々精進しています。
02心臓
心臓病では、咳や呼吸が苦しいなどのつらい症状が出ることもありますが、圧倒的に「無症状」であることが多く、症状が出た時にはかなり進行していることがほとんどです。そのため、心臓病を早期に発見し、的確な診断・治療を行うことが大切です。
聴診やレントゲン検査のみで心臓病の確定診断はできません。当院では必ず心臓エコー検査を実施し、心臓病の分類およびステージ判定を行い、最適な投薬治療を心がけております。
03歯
歯周病はほぼ全ての動物が罹患していると言われており、動物におけるデンタルケアは近年非常に重要視されています。歯周病を早期に治療することで健康な口内環境を維持できるだけでなく、心臓病などの重大な病気に発展するリスクを減らすこともできます。
当院では獣医歯科認定実習を修了した獣医師による歯科治療を行っております。また歯科治療の多くは麻酔を必要とすること、痛みを伴うことが多いため、麻酔管理や疼痛管理にも力を入れています。
04皮膚・耳
皮膚・耳の疾患には体質や環境が関わっていることが多く、治療が難しい診療科の一つと言われています。飼い主様と動物がこの病気と上手に付き合っていくために、私たちは単純な治療だけでなく、日常的なケアの方法や食事の指導などにも力を入れています。
また当院では月に1度、皮膚科専門医による外来を行っています。
【お知らせ】5月より皮膚科専門診察が始まります
05胃腸
嘔吐・下痢の症状はみていて辛いものです。消化器症状の原因は多岐に渡るため、なかなか改善しない場合や症状が強い場合には、しっかり検査をして原因を突き止める必要があります。当院ではレントゲンや超音波エコー検査だけでなく、内視鏡検査も実施可能です。
06肝臓・胆嚢
肝臓は「沈黙の臓器」と言われており、末期にならないと症状が出ないことが多いです。しかし血液検査で肝臓の数値が高くても必ずしも肝臓疾患とは限らないので、画像検査などとともに正しく診断しなければなりません。またシニア犬では胆泥症や胆嚢粘液嚢腫などの胆嚢の疾患が多くみられますが、必ずしも摘出手術が必要なわけではなく大多数は食事やお薬でコントロールが可能です。定期的な健康診断で早期発見、早期治療をすることが大切です。
07腎臓・膀胱
尿量が多い気がする、尿に血が混じった、尿が出しづらい、、、など、泌尿器にまつわるトラブルはとても多いです。放っておくと命に関わることもありますので、早めに受診して下さい。
またシニア期に多い慢性腎臓病は、早期発見と適切な管理で生活の質を維持することができますので、症状が出る前に健康診断をすることをお勧めしています。
08セカンドオピニオン
セカンドオピニオンとは、飼い主様が納得のいく治療法を選択することができるように、現在診療を受けている担当医とは別の獣医師に「第2の意見」を求めることです。当院では患者の病気についてなるべくわかりやすく説明すること、複数の選択肢を提案することを心がけていますので、現在のペットの病状や治療について疑問や質問などがありましたら気軽にご相談ください。
09その他・一般内科
言葉を話せない動物たちは、具体的にどこの調子が悪いかわかりにくいことも多いです。
どこか痛そう、元気がない、痙攣を起こした、夜鳴きするなどいつもと違うことがあればなんでもご相談ください。必要に応じて大学病院などの高度医療施設と連携して診断・治療にあたっています。